こんにちは。
レチナ太郎です。
前回は本学の建学の精神である「優れたQOLサポーターの育成」のもと求められる,
Science & Art: 科学的知識と技術を活用する力
Teamwork & Leadership: チームワークとリーダーシップ
Empowerment: 対象者を支援する力
Problem-solving: 問題を解決する力
Self-realization: 自己実現意欲
の「STEPS (ステップス)」のうち,
2番目の T [Teamwork & Leadership: チームワークとリーダーシップ] について,
本学科の学びの特徴を紹介しました。
前回に引き続き今回は,視機能科学科のカリキュラムに関するSTEPSのうち,
3番目の E [Empowerment: 対象者を支援する力] について,
お話ししたいと思います。
視機能科学科ではこの力を,
「視覚障害を理解して対象者の心に寄り添い、質の高いサポートができる力を育成するために、(中略) 視覚障害者への理解を深めるとともに、職業倫理を身につけさせる。(以下,省略)」
としています。
視能訓練士の業務は,
病院の眼科や眼科クリニックでの検査・訓練業務が多くを占めています。
それだけでなく,ロービジョンケアという業務もあります。
ロービジョンとは,
治療が難しい眼の病気などによって視機能が低下した状態をさします。
しかし,ロービジョンの方にも残っている視力や視野があるため,
その視覚を補いながら,生活の質 (QOL) の改善を支援するのがロービジョンケアです。
本学科では,
ロービジョンはどういった視覚なのか,どういった気持ちになるのか,
患者さんの立場を理解するために,実際にロービジョンを体験してもらいながら,
その支援の方法を学ぶ演習授業があります。
それは,室外で移動を行う状況や,
室内で生活動作を実践するものです。
これらを学んだうえで,患者さんが視能訓練士に求めることを理解して,
ロービジョンケアに活かせるようになるのが目標です。
このように本学科では
視能訓練士を目指す上で,専門的な知識や技術を学ぶだけでなく,
患者さんの立場やそのニーズを理解する「学び」を
得てもらえるような学習環境を用意しています。
次回は,
STEPSの P [Problem-solving: 問題を解決する力] についてお話ししたいと思います。
お楽しみに!
新潟医療福祉大学
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以上、レチナ太郎でした。