こんにちは。
レチナ太郎です。
前回は本学の建学の精神である「優れたQOLサポーターの育成」のもと求められる,
Science & Art: 科学的知識と技術を活用する力
Teamwork & Leadership: チームワークとリーダーシップ
Empowerment: 対象者を支援する力
Problem-solving: 問題を解決する力
Self-realization: 自己実現意欲
の「STEPS (ステップス)」のうち,
最初の S [Science & Art: 科学的知識と技術を活用する力] について,
本学科の学びの特徴を紹介しました。
前回に引き続き今回は,視機能科学科のカリキュラムに関するSTEPSのうち,
2番目の T [Teamwork & Leadership: チームワークとリーダーシップ] について,
お話ししたいと思います。
視機能科学科ではこの力を,
「多職種間のチームアプローチを直接的に体験し、リーダーシップを涵養 (かんよう) するために、学外医療施設における臨床実習を行う。(中略) また3年次には保育園、高齢者福祉施設での実習を配置し、幼児から高齢者まで幅広い年齢に合わせたコミュニケーションスキルを修得させる (以下,省略)」
としています。
最近では「チーム医療」という言葉で表現されて,
一人の患者さんに対して,多くの医療職種がチームとなって
携わることが大切だとされています。
視能訓練士は医師や看護師をはじめ,多くの専門職種と連携しながら,
眼科クリニックのなかで患者さんに対応します。
そこで必要となる実践的なスキルは,主に学外実習で学びます。
本学科では2年生の時から学外実習が配置されていて,
実習内容や期間を段階的に上げていくようなカリキュラムとなっています。
「臨床実習I」「臨床実習II」「臨床実習III」は
病院の眼科や眼科クリニックで実習する科目です。
現在,臨床実習を行う施設として登録されているのは,
全国で100以上の施設で,
眼科検査や訓練について実践的に実習させていただいています。
さらに保育園や幼稚園,高齢者施設,視覚障がいをもつ方が通われる施設でも
実習を行います (「福祉保育実習」「視覚障害関連施設実習」)。
なんで,保育園や高齢者施設で実習?と思うかもしれませんが,
眼科にはご高齢の患者さんや子どもの患者さんが数多く来院されます。
学生さんとは世代が異なるので,
子どもでは発達や発育に合わせて,
ご高齢の方には身体の状態や聞こえ方などに合わせて,
接する必要があります。
そういった場面を想定して,医療施設以外での実習が設けられています。
このように本学科では視能訓練士を目指す上で,
専門的な知識や技術を学ぶだけでなく,
実践的な学びを得てもらえるような学習環境を用意しています。
次回は,STEPSの E [Empowerment: 対象者を支援する力] について
お話ししたいと思います。
お楽しみに!
新潟医療福祉大学
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以上、レチナ太郎でした。