こんにちは。
レチナ太郎です。
突然ですが,全国にある視能訓練士の養成校はいくつあるか知っていますか?
じつは,大学10校,短期大学1校,専門学校16校が
「全国視能訓練士学校協会」という組織に加盟しています (HPより,ブログ掲載時現在)。
新潟医療福祉大学の視機能科学科もその一つで,
視能訓練士を目指す学生さんが在籍しています。
本学では建学の精神である「優れたQOLサポーターの育成」のもと,
QOLサポーターに求められる資質・能力を次の5つに定めています。
Science & Art: 科学的知識と技術を活用する力
Teamwork & Leadership: チームワークとリーダーシップ
Empowerment: 対象者を支援する力
Problem-solving: 問題を解決する力
Self-realization: 自己実現意欲
本学ではこの5つの頭文字をとって「STEPS (ステップス)」と呼んで,
特色ある教育を実践しています。
今回は視機能科学科のカリキュラムに関するSTEPSのうち,
最初の S [Science&Art: 科学的知識と技術を活用する力] について,
お話ししたいと思います。
視機能科学科ではこの力を,
「眼科検査の技術と知識を身につけ、課題探究力、論理的思考力を活用できる力を修得させる。(中略) 3年生前期までに5つの少人数制学内実習を配置する。さらに3年次前期、4年次前期には総合演習を配置し、アクティブラーニングを介して応用力を育む。(以下,省略)」
としています。
例えば,本学科では視能訓練士が行う検査を学ぶ実習は,
少人数制で行うことを基本にしております。
視能訓練士は視力検査や視野検査をはじめ,
眼や視覚に関する幅広い検査を担当します。
また,検査を受ける患者さんへの診断や治療が正しく行われるように,
そしてできるだけ負担がかからないように,
正確に,手早く検査する必要があります。
一つひとつの実習内容をより深く,専門的に学んで,
を実践できるように,少人数制の実習を行っています。
さらに,演習授業や他職種の専門家による授業を取り入れて,
学生さんがいろいろな角度から学びを得ることができるようにしています。
例えば,学んだ知識を広く関連付けていくために
「テーマごとのメモリーツリー」を作成する授業や,
車いすなどを使った患者さんの移動の仕方 (トランスファー) を
理学療法士の先生から学ぶ授業があります。
このように本学科では,視能訓練士を目指すだけでなく,
学生さんの様々は視点で学んでもらえるような学習環境を用意しています。
次回は,STEPSの T [Teamwork & Leadership: チームワークとリーダーシップ] についてお話ししたいと思います。
お楽しみに!
以上、レチナ太郎でした。
新潟医療福祉大学
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